豆って、割が合わない作業 [ソラマメ・枝豆・落花生、他の豆類]
昨年は収穫した物を無駄にしないために豆をいっぱい植えた。
それも枝豆はたぶん軽く1000本以上植えたと思う。
豆は乾燥させて置くとずっと持つ。(虫に食われない限りの話だけど・・・)
3~4年前の大豆を蒸し煮にして、サラダに入れ、食べ尽した事もあり、
植える物がない時は枝豆をせっせと植えた。枝豆で食べ切れない時は熟させて大豆に
10月頃は最後の枝豆を二人でせっせと取り、茹でて莢から外して
枝豆の豆だけを真空袋にし、冷凍した。
夏の忙しい時は料理しきれないのもあり、後は
ひたすら乾燥させ(これも意外に時間掛かる)、莢から外す。
かなり植えた事もあり、友達がランチに来た時に手伝って貰い、おしゃべりしながら
2人で4時間取り続けたり、次男が来た時も丸一日二人でやっていた。
やっと終わったと思ったら、次の日まだ一箱あり、とても「やって」と言えず
まだ残っている。私一人でやったら3時間くらいかなと思いながらまだそのまま。
それでも乾燥して莢から出すと枝、殻が付いてる時の50分の1位の量になる。
ともかく、殆どゴミ殻から出来ているものなんだなぁ・・・って感心する。
大豆はまだそんなでもないが、インゲンが外すのに時間が掛かった
やっと外したインゲン。
一昨年のインゲンが余っていて、ひげおじさんが煮豆にした。美味しかった
こうやって、いっぱいやってると手間が掛かり、割が合わないなぁ~ってつくづく思う。
きっと時給に換算すると100円にも満たないと思う。
ひよこ豆・・・結構殻の中身がなかったりする。虫が入りやすいようだ。
空豆も殻から出す。
他に落花生を乾かしたり、冷凍したり・・・
8種類の豆の中には一昨年の物などもある。とにかく乾燥させれば、捨てなくては良いが、
手間暇は半端ない
食べる人にしてみれば、何でもない豆であるが、作ってる人にはかなり思いがある。
こうやって、何日もかけて豆をはじいていると、一粒でも勿体ない気がする。
お米の一粒を粗末にしてはいけないという農家の人の気持ちが良く解る。
それだけに、最高な豆料理にしないと豆に申し訳ない気がする
だから「まめな・・・」という言葉はこういう作業から来てるのかしらと思った。
売ってる豆は、機械で種まき、刈り取り作業、機械で乾燥させ、機械で鞘取りしてる。
だから安いんだ豆は虫が結構付くので、農薬撒いて、収穫量を多くする。
きっと機械化する事で、物の有難みが薄れて来るような気がする。
時代の流れだし、そうしないと生きていけなし・・・仕方ない事である。