雪の日は・・・ [仕事(焼物・美術工芸)]
雪が降った昨日は、予報が出てたので、「こんな日は展示替えをしよう」と決めていた。
決めてたので、すんなり片付け頑張るぞという気持ちで張り切る。
1週間前「五月人形展」をやるかやらないかずっと迷ってたが、やらない事にした。
昨年はほとんど準備を終えて、DMも発注して後送れば良い所までやったのに、コロナで
やることが出来なかったので、かなり時間とお金を無駄にした。
今年はそういう経緯もあり、どうしようとやきもきしていたのである。
が、昨年同様4月のランチ中に、最大の障害施設のクラスターが出て怪しくなった。
昨年同様キャンセルも出て、ランチ予約も少なった事もあり、無駄な仕事をしないため
思い切って「やらない」選択を決断した。そしたら心がスッとして余裕が出来て来た。
桜まつりも青森では、昨日やらない事に決定。本当に昨年に似て来ている。
そう決めたら、五月人形を展示する方法やDMも考えなくて良いから、気持ちが楽。
ゴールデンウイークのランチだけはやることにしたが、こちらは予約なので
2週間展示室で客待ちしてる事はなく、畑仕事が出来る。
展示替えも、お雛さま→五月人形、五月人形→常設と2回替える所をお雛さま→常設の
1回で済む。でもまったく五月人形をスルーすると寂しいので、全面ではなく一部展示。
という風に自分で1週間前に決めた営業的にはお金は入らないけど、経費も出ない。
でも、春の畑を思いっきり自由に出来るこの年になると余生を楽しむ事が大事
展示替えには多分1週間近く掛かるけど、ボチボチ天気の悪い日にやればいい
まずはランチ室に飾ったのを仕舞う。
どこで半端で終わっても、少しはお客様に見せられる状態で部分的に片付けて行く。
器なら、簡単に出来るのだが、細かい部品がいっぱいあるので、面倒。。。
いつも片付け係りをやらされてるひげおじさんは、先に立ち威張って私を仕切る。(笑)
一つ一つのお雛さまを片付けながら、28年間でのいろんな事を思い出す。
このお雛さまは20年以上前にFM青森の平山アナが娘にために買ってくれたんだよなぁ~
と、片付けながら、あの頃に思いを寄せる。
あの元気な娘さん何歳になったかなと、思いながら亡くなった平山さんを思い出した。
平山さんはとても特徴のある素敵な声で、大好きアナ。陶芸の話で対談をした事が
きっかけで、親しくなった。とても気遣いのある飾らない素敵な方だったのに癌で
数年(もしからしたら10年以上)前に亡くなってしまった。若かっただけにびっくり
子供さんはまだ小学生位だったと思う。もう大人になってるかな
私と同じで高齢出産で、やっと授かって生まれたのでとても可愛がっていた。
男の子のような活発な子で、五月人形が欲しいというので、お母さんが買ってやった。
そんな一人娘を残しながら、この世を去らなければいけない心情を思うと堪らなくなる。
お雛さまや五月人形を選ぶ姿からその人なりが見えて、それが私の楽しみでもある。
もう10年位前に3つ子ちゃんのご両親が来て、同じ雰囲気のお雛さまを3つ選んで行った。
お家で飾った写真を送ってくれた。あの子たちは何年生かなと想像してみる。
毎年来て、毎年お雛さまを買ってくれた友達も亡くなって10年。
片付けながら、お雛さまを見ていろんな思い出が蘇る。。。
いつも前を見て、今度は何をしようと思ってる私が、こういう時は後ろ向きになる。
毎年イベントをやる度に出会いがあり、それにまつわる思い出が増えるけど今年は仕方がない
今年はその分時間にとらわれず、畑をしっかり理想をめざしながらやりたいものだ