フェリーへ散歩 [散歩・健康・美容]
週1位のペースでフェリー乗り場方面に散歩に出かける。
11月前半の頃の八重桜の紅葉が綺麗だった。
2週間後には、もう葉っぱが落ちていた。そして木々には雪囲いがされていた。
落葉の景色も風情があり、素敵もの悲しいさ、懐かしさ、憂いを感じる落葉の姿。
フェリー乗り場には4つの乗り場がある。4つの乗り場をパノラマで撮ってみました。
桜紅葉を見ながら4番乗り場の船を眺める。
ここの乗り場が一番思い出がある。長男が生まれて5か月から乳児保育園に行った。
1歳になると少しずつ親と離れて保育園に行くのを嫌がるようになり、
でも仕事をしないといけないから、どうにか行って貰うためにここに来て、船を見せた。
ちょうど8時過ぎに船が着き、トラックが次々出て来るのをじっと見てる長男。
その内、トラックの運転手さんに手を振ったら、振り返してくれるようになった。
トラックが全部船から降りるのを見届けて、明日また来ようねと話して保育園に行く。
それが毎日続いた。そんなちょっと私的には切ない長男との思い出の場所。
私だって、長男とずっと一緒に居たいけど、私が主にやってる仕事だからそうはいかない。
子供達が保育園に行っていた10年間、ずっと送り迎えしてたけど、この思い出が大きい。
船出した姿を歩きながら、ずっと眺めていた。
船の思い出は、近所の人が冬の出稼ぎで、蟹工船に乘り、数カ月帰って来ない。
それを送りに行くのだが、色とりどりなテープで繋がれ、出発と同時に切れる。
その瞬間がとっても悲しかった、そんな子供の頃の思い出が蘇る。
春になって、、近所の子供はお父さんが帰って来て、一緒に遊んで嬉しそうだった
そして、そのお宅からは蟹の缶詰と羊羹を頂いたものだ。
高校生になり、国語の教科書に小林多喜二の蟹工船が載っていて、こんな状況なのかと
もの悲しさを感じたものだった。青森は貧乏な県だから、冬の仕事がなく、出稼ぎが多い。
家は自営で左官業なので、家で働いている弟子や職人は冬季出稼ぎに行っていた。
こうして散歩しながら、妙に思い出に浸る時間が多くなった。
センチなったり、思い出に浸るのは、年なのかなぁ~・・・