自分勝手な心配り [ランチ・提供食]
昨日 朝いつものようにテレビ体操をした。あれっいつもの体操と違う。
そうかぁ~、今日から12月かと気付いた。テレビ体操は2カ月に1回リニューアルする。
干支展とランチで忙しく、12月だという事を忘れていた。
干支展初日から雪が降った。干支展と共にランチもあるので、食材準備が必要だ。
普通のレストランと違い野菜収穫から始まるので、雪の中、採りに行くのが大変寒い
里芋を乗せるナスタチウムの葉っぱはこの前まで元気だったけど、雪で元気がなかった。
雪をかき分け、何とかその日の人数分の枚数を採った。
こんなに植える手間、収穫する手間が掛かっても、お客様は当たり前だと感じる。
でもあるとないとでは、全然違うと思う。里芋を特別にしてくれるのだ
スイーツの添え物に折り紙扇を作り、横に和を感じる菊を添える。その菊も雪の中から選ぶ。
雪を掻きながら、少ししかない菊の花を選んで人数分採る。
2日目にみたら、この雪の中でも健気に新しく咲いた花もある事に気付く。
8日の終わるまで、頑張れ菊よと声を掛けたくなった。
普通だったら こんな雪の中咲いた花なんて 誰も観ないけど、私は見てるからと・・・
この花を添え物に付けても、誰も気付いてくれないけど、あるとないとでは違うと思う。
と私は勝手な心遣いをして花や葉っぱを採って、添えている。
何人かに1人でもこの葉っぱや、花の存在に気付いてくれる人はきっと気遣いのある人だ
と感じるけど、今の所、誰一人としていなかった気がする。
畑に野菜を採りに行ったら、寒々とした雪の中に野菜が顔を出している。
ブロッコリー、白菜など、ロープで括ってやると、その中に冷気が入らないから凍らない。 (本当に寒い時は別だけ、この0℃の辺りは大丈夫)
この寒い中でもしっかり元気な様子で芽吹いて立っている大蒜たち。
寒そうだけど、こうして青森の自然界と同化して両手をあげている大蒜たちが素敵
私もこんな大蒜のような強い体と心で居たいと願っているが、負けてるなぁ~
祝い膳なので、紅白の小さいお餅をお吸い物の中に・・・
そして和のパフェにもピンクのお餅を添えるために朝作り、茹でて準備する。
誰もお吸い物の中に紅白のお餅が入っている存在を感じずに出汁が効いて美味しい
と無造作に食べている。でも私は作ってるので、この小さな餅たちの存在の価値を知ってる。
そんな私だけの美観と心遣いがたいていの人に通じなくても、
きっと気付いてくれる方が一人でもいるはずと信じて、お客様の様子を見ている。
独りよがりの信念だけど、これからも続けたいと思っている。
細やかな心遣いはきっと人の心を動かすはずと信じて・・・