育てる糠床 [漬物]
6月に糠床を作ってから、色んな物を漬けて来た。
ラジオの糠部でも、えっという物を漬けて、糠部報告をしている。
私が最近やってみた物。茹でトウモロコシ、枝豆、バナナ。
写真にはないが、毎日のように茗荷が採れているので茗荷もコリンキーも漬けている。
というのは、この二つは安定の美味しさなのだ
出来上がった糠漬け。。。
枝豆、トウモロコシは美味しいが、元が新鮮で美味しいので、わざわざ糠漬けに
しなくても、そのままの方が十分に美味しい。
朝からおとらじの秋山さんがバナナが美味しいというのでやってみた。
トロっとして、甘いバナナに糠漬けの塩っぱさが加わり、甘じょっぱい後引く
美味しさが私にはたまらないのだ面白い味で、私は好きだ
茗荷も糠漬けにすると茗荷のトゲトゲしさが取れ、まろやかなパンチに変わる。
新生姜、コリンキーは今までの私の中のベスト3である。
今回、この私のお気に入り糠漬け4種類をランチに付ける事にした。
この4種類はみんな食感も味も違って、中々の個性派揃いで甲乙付け難い
きっと、ランチの皆様も気に入ってくれると思った。そして今日でランチが終わった
バナナは面白い味で好き派とただのバナナの方が好き派と二手に分かれた。
私が考えるには、バナナ大好きの人は糠漬けの味が入った事に違和感を感じて、
許せなく、美味しくないと思うのではないか・・・ 私的にはこの面白い味が好き
これはだめだぁ~と思うのが、ドライあんずである。
乳酸菌が出来てる糠漬けは多少酸っぱいので、このドライあんずの酸っぱさと
ケンカして、2倍以上のの酸っぱさにうっとなる。
この前、秋山さんと糠漬け談議をして、行きついたのは「糠床は育てるもの」
という結果に行きついた。付ける野菜によって、糠床は育てられて行く。
つまりその家庭の糠床によって、それぞれ味が違うのである。
私は野菜しか付けない傾向にあるけど、秋山さんはアボカドや豆腐、バナナを
漬けるので、同じ食材をお互いの糠床に漬けても味が違うという事がわかった
秋山さんのはフルーティーで味が柔らか、私のは糠漬けのしょっぱさが強い。
それなら、私もバナナを漬ける事で、味の変化が出て来るかなと思ったのだ。
その他にだしの味わいもあったらいいなと焼干しと干し椎茸も加えてみた。
私は糠床を魚、肉用に500g、野菜用1㎏と分けてタッパーに入れているが、
そこに同じコリンキーを入れて、味見してみた。
確実にこの二つは蓋を開けた時、糠床の匂いも味も違う。食べると魚用は塩っぱい
殆ど使ってなくて、毎日かき回してるだけなのに対して、野菜用は毎日使ってるので
慣れてる香りとまろやかな味である。
分けるから、使う頻度がどちらかに偏るし、かき回すのも2つやるので面倒。
一回り大きいタッパーを買って来て、両方漫勉なく混ぜて、一つにした。
これからが我が家の糠漬けらしくなって、育って行くのだと思う。
こうして、毎日癖にして糠漬けを研究しながら食べている。
糠漬けは子育てと同じ。。。甘やかしても厳しくしても駄目
ほどほどに、色んな経験をさせて伸び伸びと成長させて行くのが一番かも
と思えた、糠漬けへの熱い思いでした。。。