パラリンピックの縄文土器聖火台の制作 1 [仕事(焼物・美術工芸)]
今日は暑過ぎ体が溶けてしまうかと思いましたよ
でもじゃが芋堀りしないいけないから、今日は終日やっていました。
昼は2時間休みましたが・・・ かき氷とアイスばっかり食べてました。
昨年から青森県のパラリンピックの聖火用縄文土器を私が作る話が来て、
今年に延期され、3月から、また話し合いがあり、準備を進めていた。
が、コロナで、またどうなるかわからず、様子見が続いていた。。。
青森県の7市町村のパラリンピックの採火を8月15日に「三内丸山遺跡」で
私が作った縄文土器の聖火用縄文土器に集火するというイベントである。
やっと6月中旬、goサインが出て、発注が来た。8月15日でギリギリな制作時間である。
ハラハラしながらも、すぐ縄文土器作りに取り掛かった
大きさは家の電気窯にぎりぎりに入る大きさ。家の窯は幅50㎝で高さが60㎝。
焼き物は作った時と出来上がった大きさが違い、少し縮む。
その収縮率を見越して作る。。。本焼きと素焼きとも違い、今回は素焼きに近い。
縄文人と同じ作りで、輪積み(紐作り)手法で作り進める。
中に火を入れる事を考慮し、鍋土で、鉄を混ぜて土作りから・・・
手が真っ赤になって、年を取ると皺に入るから、困ったもんだ。
こういう仕事は、アシスタントのひげおじさん。。。
いっきに積めないので、3段くらい積んで、乾かして次の日、またやる事1週間。
模様をつけるために上を切って、縄文を転がす。
細部の縄文模様を付けて行く作業は時間が掛かる。。。
丁寧に失敗ないように半月掛けて 作り終えた。
出来上がった時の喜び。。。 私の分身だから、超可愛い
大きくて、重くて、二人でやっと移動できる感じで、何をするにもひげおじさんに
運ぶのを手伝ってもらわないと移動出来ない。
ゆっくり乾燥。。。大きいだけにゆっくりゆっくり、均等に乾燥させないと割れる。
乾燥は口元から早く乾くので、口元には濡れぞうきんを置きながら、下の胴体の
乾きを毎日チェックしながら、なるべく均等に乾くようにバランスを取っている。
全体的に乾くまで2週間。。。
明日に続く。