本当はこのイメージで置きたかった縄文土器聖火台 [仕事(焼物・美術工芸)]
今日は雨。。。降りそうで降らなかった雨で、やっと朝休息が出来た。
ここ数日忙し過ぎて、疲れが溜まっていた。昨日から今日に掛けて8時間半眠った。
ずっと眠気が続いてただけに、なんかさっぱりした。
私的にパラリンピックイベントの2日前にこういうイメージで置いたらいいなぁと・・・
広い三内丸山遺跡の野原に野焼きしてるイメージを妄想しながら準備した。
こんなイメージに近づけるためにひげおじさんと二人で頑張った
台は60㎝四方で高さが50㎝の箱に置く予定で、自分なりに考えた。
家の薪の中から50㎝以上の物を選び、周りに置くようにする。
白い台が見えないように・・・それでいて、燃えた雰囲気を出すように薪を焦がした。
台の上に置く置き火イメージのために二人でバーナーで薪を炙って、黒くする。
あまりに時間が掛かるので、ひげおじさんがピザ窯で焼いてみる。 (あまりにザビエル禿が目立つので丸く黒を塗って修正してみた。笑)
黒くなった所で水を張った桶に入れる。煙が上がり、その後黒くなる。
これをイメージしたように並べて行く。。。
縄文土器は普通火に当たると割れます。割れないために鍋土で作りました。
それと火をどうするかという事で、最初、ガスバーナーで点火するという事でした。
でも、私的にガスバーナーは危険だと感じて、あの鍋用の固形燃料を提案。
この固形燃料の銀紙を取って、何段か重ねて大きな炎を出すという提案。。。
そのための実験も4月のうちにやってみました。
これを置くためにコメリで土篩を買って来て、それに合わせて作った。
が、作った時と出来た時では縮むので、それを予想して作ったが、少しの誤差で
そのまま入れると浮いて、固形燃料が見える可能性がある。
そこで考えたのが中の網だけ(網が取れるようになって3枚入っている。)取って、
入れてみたら、少しの誤差で、下に落ちる。。。
苦肉の策・・・2枚重ね(強くするため)にして、ステンレスの太めで私の力で
細工出来る針金を買って来て、周りを編み込んだ。そして落ちないようにさらに
取っ手のようにしてちょうど乗るように作った。
当日はバッチリ いい雰囲気の炎になった。
固形燃料を4段重ねにしても固形燃料は見えないし、火の勢いもバッチリ
見てる方は当たり前のように見えるけど、陰にはかなりの工夫と実験があったのです。
残念なのはイメージした野原ではなく、舞台の上だったので薪演出が出来なかった
二人でやった薪を焦がした一日の仕事は無駄になったけど、これは仕方ない。
でも、三内丸山から三沢に運ばれ、そこでも聖火縄文土器は活躍したのを
テレビのニュースで見た時は嬉しかった
一昨日のニュースは各局報道して、今日の新聞には大きく取り上げられて、
成功して良かったなぁ~と・・・ 出来上がって、成功してみると、
あの出来上がるまでのドキドキハラハラは、飛んで行ってしまった