華やかに彩る雛の小道 [仕事(焼物・美術工芸)]
今回の陶雛展の題名は「雛の小道」である。
春を連想する雛祭りだが青森はまだ寒いかなり寒く 雪は山になっても花はない
展示室に入った途端春を感じて、ウキウキ気分でお雛さまを見て散歩して欲しい
そのためにどうしたらいいんだろうと考え抜いて作った「雛小道、花小道」
歩く道沿いの上に桜の花を飾って、歩く人の気持ちを華やかせようと思った。。。
レッドカーペットも考えたがお金が掛かるし、目が赤で落ち着かないかも知れない。
後3日しかない時で、花小道を作るには時間的に厳しく、友達に助っ人をお願いした。
快く引き受けてくれて、3人で一生懸命花、桜を作って張った
友達はひたすら、花を作ったり、桜を切り続け・・・
ひげおじさんは3種類の菱餅カラーのストローを切り、紐で繋げて行く係。
私は花を作り、桜を張る・・・
そして上に紐で吊るして行った。ずっとずっと雛がある小道沿いに・・・
正面から入ると華やかに、
ランチ室の入り口には桜の花が咲いてるように木に桜を付けた。
何気無さ過ぎて、菱餅色のパステルカラーのストローを繋げているのが気付かないだろう
隣奥のログハウスの部屋までずっと続く。。。ログハウスの横方向の作品の上にも・・・
ハラハラ、桜が降って来るというか、舞い落ちる雰囲気で、柔らかく飾る。
終点部分はこんな感じで柔らかく締める。
終点の方から眺めた「雛小道・花小道」
昨日来て下さった方は当たり前のような感じで、誰も感動してる様子はなかった
私も少し寂しいので、ここの何でもない所頑張ったの気持ち良く歩けましたと聞いた。
多分、考えて作る側と観る側の温度差なんだろう
3人で3日間、何にも利益にならない部分に、頑張って命を掛けて作った事の意味。。。
それはお客様が気持ち良く,雛を見て楽しそうに散歩する様子を想像するから頑張れた
一人でも、私の意図を感じて感動してくれる人がいたら、私は救われるかもしれない。。。
後2週間あるんだから、きっと気付いてくれる人がいるはず
誰も気付かなかったら、それは私の失敗なのだ
あったら素敵ではなく、あっても、なくてもいいものだという事。
もう一週間位すると買った本物の桜の花が咲いて、もっと華やかになるぞ
と、一人でそんな事を想像して、自分で楽しんでいる。
昨日撮った、自分の中での「お気に入り写真」。。。
人の心を揺り動かす・・・感動させるって、とっても大変仕事。。。
私はそんな大変な仕事を選んでしまったのかも知れない。。。