徒労に終わった癒し箱を作る [仕事(焼物・美術工芸)]
私は発想、アイデアは悪くないと思うのだが、どうも世間の人とは合致しないようだ
雪だるまにしても、この癒し箱にしても、一生懸命考えてやった割には実を結ばない
それは、きっと世間の人との見方の違いと私に何か足りない物があるからかも知れない。
私は発想すると、発想するだけにとどまらずアイデアへと移行して、作ってしまうから
悲しいかな こういう結果になって落ち込んでしまう。
今回の癒し箱も二人で1週間掛かったひげおじさんは私に付き合わされてる感が強いので、
私に怒られながら働かされて、結果が出ないので、本当に申し訳ないなぁ~と思う。
でも、何も言わずに協力してくれるのは、さすが私が選んだ伴侶だ我満強い
まずは、発想を推し進めて行くために材料や作り方を考える
必要な物がどこで売ってて、どこが一番安いか、リサーチ。ネットも利用して考える。
一番苦手で初めて書く絵手紙的な雛の墨絵を息子が小学校に使った道具を使って書く。
筆使いが苦手なのと、障子紙に書いて墨が滲むので、失敗ばかり
何度もやり直ししたので、こんだけで2日も掛かってしまった。
これからは筆慣れを普段からして置かないと・・・ちょっと反省。。。
心配だったので、ランチ室に飾ってるパステル画の三浦雅子さんのもお願いした。
快く受けてくれて、休み返上で書いてくれ助かった。その他、和紙をちぎって、貼る。
今度は箱作り。。。加工、設定しやすいように軽い素材を選んだ。骨組みだけ木。
その上にプラダン、そして、その上に100均の発泡スチロール的な5㎜の板。
覗き穴の大きさと位置の確認を新聞紙を切って、確かめる。
板を石でたたいて模様を付け、油性のクレヨンを塗り分け、手で擦る。
指紋無くなるかと心配した。でもふき取りと色が無くなるので指、手のひらが一番
プラダンの上に組み合わせ、くっきり枠を上に貼り付け、出来上がり。
書くと簡単だが数ミリずれると合わなくなり、違和感なく合わせるのが大変だった
最後に書いた雛の絵を貼り付けて、家から展示室に運ぶ。
吹雪の前に家に持って来て製作し、4日後の朝風の無い時に何とか事故もなく運んだ
軽いので運ぶのは苦ではないが幅が戸ぎりぎりなので、壊すのではとハラハラした。
セッティングしながら、電池使用の蝋燭のちゃちさを隠すために紙を切り貼る。
アマゾンで蝋燭と癒しの香りを出すためにアロマオイルのオレンジスイートと
スチーマーを買う。このスチーマーはシャトル型になってとても可愛い。
こんな感じで雛を入れて、セッティングして、覗き穴からドキドキしながら覗いた。
こんな雰囲気です
自分的には、良い雰囲気に出来たと満足したけど、お客様は誰も声をあげなかった
声を掛けて、見て貰ったが、意外にみんな無反応・・・
誰一人として素敵とも良いとも言わなかった香りの反応もない
がっかりして落ち込んだけど、現実とはそういうものだ
作る側と観る側の温度差はかなり大きい
3日目の今日は、少しその無反応に慣れて来た。重く受け止め、次の策を考えよう
だって、かなり投資したんだもんこれだけで終わらせたら、無駄になる。
ただ、このスチーマーを一日目にずっとやってたら、湿気で中がベタベタになった。
2日目からは二つの内、1つを作動させなかったり、お客様のいない時は消した。
それは乾電池で灯りを出してるライトも同じで光が弱くなる。
やってみてわかるいろんな出来事。予想出来なかった事が起こって慌てふためく。
これも一つの勉強だったのかも知れないお金をその勉強代に出したと思えばいいか
無駄だったのか、無駄でないのかは自分のとらえ方次第である。
私は自分の発想やアイデア、頑張った事を否定したくないから、無駄でないと言いたい
きっと これを生かして、次のステップに進むぞと、自分で自分を励ましている。