令和のMy雛展の私のこだわり [仕事(焼物・美術工芸)]
今回の「令和のMy雛展」は自分なりにこだわりながら形作っている。
多分、見てる方は私のこだわりを感じとってくれる人はごく少数だろう
まず、入って来た時に雛の笑顔と吊り花飾りのシャワー攻撃を受け、
それを見た方の顔が綻ぶ笑顔が見たかったこんな感じのシャワーイメージで
この令和の時代、今の天皇、皇后さまに平和でゆったりしてほしいと願い、
庭先っぽい囲いの雰囲気作りと、丸まった猫と、小さな楚々とした花を
前に置く事で、そのまったり感を表現したかった
天皇をイメージして作ったお内裏様と丸窓の傍には5㎝位の鉢に入った虫取りスミレ。
皇后さまをイメージしたお雛さまと向き合って、和気あいあいとお話してる雰囲気。
塀と丸窓の間から、満開の桜とレンギョが咲いて、桜が風でひらひらと・・・
手前には猫が丸くなって寝ている姿は時間が止まってかのような緩やかな時間の流れ
を表現したかった
自分の子供が生まれた時、だれでもそんな幸せな人生を送ってほしいと願うように・・・
真ん中にあるネコの座布団は重要だなと思い、この布を選んで作った
裏表、両方使える座布団。。。裏表間違ってミシン掛けして、解すのに苦労した。。。
そして出来上った小さな座布団。猫もどっちがいいか両方乗せてみる。
そして、こっちに決めた
今まで書いた私の細かいこだわりを感じながら、このシーンを見てください
塀の間から咲いている満開の桜と猫と花とお雛さまと・・・
花は絶対生花。。。これも私のこだわり。。。まやかしものでなく本物。。。
本物でないと本当の美しさは表現できないのだと私は信じています。
小さい事にこだわりながら、作ってはいますが、感じて下さる方が少ないでしょう
それでも、少しでもわかって下さる方がいる事を願いながら、
信じて、細部まで時間を掛けて作った「令和のMy雛」です。